chibiとは? 海外から見るアニメや漫画
美術の授業で先生が言いました。
「次の課題は皆さんにchibiを書いてもらいます。」
chibiとは?
美術の先生は教室を見回して言いました。
「chibiという言葉を聞いたことがある人?」
どうやらchibiというのは一般的な言葉ではないようです。
先生は絵を取り出して言いました。
「これがチビだよ。漫画やアニメのようだね。でも、もっと顔や目が大きいものをチビと呼びます。」
そう先生がチビと呼んでいたのはまさに漫画に出てきそうな子供の絵でした。
特に、チビは目や顔が漫画よりもかなりデフォルメされている1.5頭身くらいの漫画キャラクターです。
僕はとても驚きました。日本の美術の授業でオリジナルの漫画キャラクターを作る授業があるでしょうか。
海外では日本のアニメや漫画などのカルチャーを芸術として捉えているのだろうなと思いました。
というのも先生がこのようのことを言っていたのです。
「漫画やアニメのキャラクターも、日本の誰かが考え出した独自の表現だね。顔や目を実際よりも大きくすることで、新しい表現方法を見出したんだ。」
芸術の中の一分野としてアニメや漫画が考えられているのは、とても驚きでした。
しかしよく考えてみたら、確かに新しいキャラクターや絵の表現方法で面白いストーリーが分かりやすく、そしてワクワクするように作られているのは芸術作品と言えるのかもしれません。
日本の文化が尊敬の念とともに愛されているのを知ると、とても嬉しくなります。